「美味しそう！」と声が出るシズル感のある料理撮影を
　料理の撮影ではいかに美味しそうに撮るかがポイント。
いわゆる「シズル感」ある写真を撮ることが大事です。
まず基本として、カメラに備わっているストロボは使わないようにしましょう。
プロの写真家の多くは、食材の詳細を写し出したりするために、何灯ものストロボを立てますが、いきなりレストランで同じようなことはできません。
それならば、ストロボの代わりに自然光を活用するのです。
　
まず、簡単なのが窓側の席に座って撮ることです。
光源がお皿の後ろになるように逆光でカメラを構えます。
そのままだと料理の手前が暗くなってしまうので、手前にレフ板（光を反射させる板）を置くといいでしょう。
もちろんレフ板は専用のものでなくても白いものであればメニュー表などでも構いません。
料理専用のプロがいるような世界なので、料理撮影にこだわればきりがありません。
まずは下の例を参考に、思わず「美味しそう！」と声が出てしまいそうな撮影にトライしてみてください。

　

【窓側で逆光撮影】

お椀の表面に反射する外からの光を捉えると立体感のある美しい写真になります。
順光で撮影するとのっぺりとした印象に。

レフ板の代わりは白い紙などを手で持っても代用となります。

　

【グッと寄って】 　 【流行りのインスタ、どう撮る？】

　		 　
美味しそうなところを見つけて、そこを焦点に思い切りよってみると、よりシズル感のある撮影ができます。 撮影者それぞれが凝った写真を見られるインスタグラム。例えば、お箸で持って動きを出すなど一工夫で臨場感が大きく向上します。