フレーミングを意識して、簡単にプロのような写真を撮る
 良い写真からは撮影者がファインダー越しに何を見て、何を感じ、見る人に何を伝えようとしているか、メッセージが明確に伝わってくるものです。
もちろんカメラのテクニックは高い方が様々な表現ができるかもしれませんが、ちょっとしたことを意識するだけで、プロのように印象的で魅力のある写真に近づけることもできます。
 その第一歩がフレーミング(構図)です。
カメラのファインダーをのぞき、目の前に広がる光景を四角いフレームでどのように切り取るか意識しながら撮影するわけです。
フレーミングには写真で伝えたいメッセージを強める効果があり、特に写真の基本となる「三分割法」を知っていると、写真に安定感が出て、“プロのような”上手な写真撮影ができるようになります。
今度、撮影する際は意識してみてはいかがでしょうか。

 

[三分割構図]
縦横にフレームを三分割したラインを基準とする構図のこと。分割したライン上やラインが交差する4つの交点に主題となる被写体を置くことで、安定した写真となります。


[構図による印象の変化]
美濃が原の展望広場からホテルジャパン日光を撮影

 
[三分割構図]
見せたいものを交点、分割点においた例。空の広さが強調されて開放感があり、安定した構図に。

 
[日の丸構図]
被写体が中央の日の丸構図。面白みに欠けます。
[二分割構図]
空と大地を中央で分けた例。どちらを主張するか伝わりづらいです。